『ネオン街 』2021.9.29に実際に見た夢
真夜中。何時か分からない。
ギラギラと光るネオンの繁華街を一人でテクテク歩いていた‥‥‥
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まあ、午前0時過ぎだろうか?ネオン名物千鳥足行進をしている人が見られる。中年男が電信柱で鳴かない蝉になっている。そばで若い女は座り込んで「オエオエ」と鳴いている。『こんな深夜、女一人の酔っ払いは危いよなぁ』と思い介抱しようとも思ったが‥
いや、変に勘違いでもされて通報でもされたら面倒な事になるので『お大事に』と心の中で声をかけ、そのまま通り過ぎて、あてもなくぶらぶら徘徊‥いやいや彷徨っていた。
ブーブー、ピコンピコ、パラリラパラリン、ピッピッピィー‥と、変な鳴き声がしてきた。その方に目をやると、ガラス張りの中でチカチカと眩ゆく光る雑居ビルがあった。一階はゲームセンターだ。
『ゲームかぁ、懐かしいなぁ、よし!久しぶりにクレーンゲーム🕹して獲物をゲットするぞ』自動ドアが開き、吸い込まれるように店内に入った
入ると、何故か外から見た賑やかさはなく、静かでは無いけれど静けさがある、みたいな。店員も見当たらない。
『無人島か?まあ、たまたまかな、気楽だ』と思い、クレーンゲームを探して奥まで行ったら、自販機が数台ある休憩場があった。
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誰もいないと思っていたが、右手のもう一つのテーブルに目をやると‥ギクっとした。厳つい男ども4人が座って静かにタバコをふかしていたのだ。
正面の男はこちらの方に向いていて顔を見るとデコからホホにかけて斜めに切られたような大きな傷跡があった。73分けのヘアで、痩せていて30後半くらいだろうか?その男がニャリと笑った。ああ、目が合ってしまった
瞬時に『出よう!』と思い、回れ右して出入り口の方へ歩いた。3歩歩いたら「おい!こっちに来んか!」と甲高い声が背中に刺さった
咄嗟に『このまま逃げたら、危ない』と思い、落ち着いている素ぶりで「何でしょうか?」と言って、わざと男らに近づいて行った
傷の男が「目が合ったら挨拶せな。常識やろ」パニクりながら「あ‥あ、そうですよね。こんにちは!‥いや、こんばんは!でした」と言った
「違う!ここらで言う挨拶ちゅうのは、コレ!分かるやろ!」と親指と人差し指でマルをつくった。その左手には小指がなかった。
やっぱり893だと思いながら「ああ、お金ですね。持って無いんです」「おい!お前ら!コイツに挨拶をしっかり教えてやれ!」と手慣れた感じで男は言った。他の男3人が一斉に立って、ナイフを出し見た目で脅してきた
『あれ?あら?怖くない』ナイフを見た瞬間、何故か急に落ち着いてきた。命の危機に晒されているのに、人間って不思議な生き物
言葉が勝手に躍り出てきた
「やってみろ!お前ら、死ぬほど後悔することになるぞ!」『やばいって!こんな命知らずの言葉、誰が言ってんだ?』
893は
「死ぬほど後悔する?だと‥コイツびびり過ぎておかしくなってるぞ。おい!現金が無ければ、カードあるだろう、出せ」
またまた言葉が躍り出た
「いいか!良く聞け!俺の親父はなあ‥‥」
思い切り溜めて‥
溜めて
溜めて‥『もう言っていいかな』
携帯をチラつかせて
「俺の親父は、警察庁の 署長だ!1番偉い警察だ!」
シーンとなった‥‥何故だか、ゲーム音まで止まってる、いや正確に言うと聞こえないだけだ。『嘘だろ、こいつら本気にしてるよ!小学生でも携帯でググって直ぐ調べるだろうに。こいつらアホだ』と心で思ったら、またまた思わぬ言葉が出てきた
「トイレに行くから、ちょっとどいてくれ」
固まっている893らに割って入り、トイレへとテクテクと歩いていく
そこで現実世界へ戻った、目が覚めのだ‥そしてトイレへ行った‥。トイレに行かせる為の夢だったのか?人間の夢の謎が深まるばかりだ‥‥
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