クラムボンは笑ったよ

見えないもの 根っこ、端っこにあるものを描きたい

「空中に浮いた話し」

この日は、仕事でなのか生活のストレスなのか分からないけど、とても疲れていたので早めに寝床に着いた。

が、寝ようと思えば思うほど神経が張りつめて寝付けなかった‥12時‥1時‥2時‥3時まで目が冴えていて「もうやばい」と思い目を閉じて開けないよう決心した。

 

すると突然、体がフワッと宙に浮き出した。

 

「嘘?なんで?なんで?浮いてる?嘘、嘘、やばいやばい』と焦る自分と「これって30センチくらい上がっているなぁ」と冷静な自分もいた。

 

そんなこと思ってたら30センチ浮いた体がまたゆっくりと上昇していき、今度は天井スレスレの2メートル位にまで浮いて‥ピタッと止まった。

 

f:id:HaradaKenji:20220215193952j:plain

(イメージ画像)

動けない‥いや動くと床に叩きつけられると思うと怖くてジッっと動かないようにしていた‥

 

一分間くらい経っただろうか?

体は水平まま時計回りにグルグルグルグル回り出した。

 

コントロールが効かない恐怖で声すら出ない。

 

56回回ったら元の方向にピタッと止まった!かと思うと「西」と今度は奇妙な低い声が聞こえてきた、いや声の様な映像の様な何とも言えない感じでグルっと西の方角へ回ってピタッと止まった。

 

数秒止まった後‥ドーン!と布団に落ちた。「いてーえ」‥

これって夢?寝てた?いやいや意識はハッキリしてたので絶対に現実だ。

 

それから数日後、この出来事が偶然では無いと思い、色々と考えていたら「西」と言えば私が住んでいる福岡県からみたらご先祖が祀ってある佐賀県の方角だったので、なんとなく気になり仏壇がある叔父さんの家に行くことにした。

 

叔父さんは亡くなった親父の弟で、久しぶりに来た自分に喜んでくれた。昔話に花が咲き、ご先祖さまの仏壇の前で手を合わせた。すると急に家がグラグラグラグラッとかなり揺れた「地震だ!」と恐怖におののいた。

 

が、揺れは直ぐに止まった。急いでテレビを付けたが速報は出てない。地震ではないと分かった。

 

なんだろう?この揺れといい、空中に浮いた事とかの不思議現象は?‥全く説明がつかない。ただ感覚的には、何となくご先祖さまは喜んでくれてる!と感じた。

 

こんなことがあってからか、半年くらいたったある日スパッと会社員をやめて、自分が昔から憧れていた舞台の仕事するようになった。毎日の様にその事で悩んでいた、辞めるべきか、やるべきかを。

 

今思うと、この2つの不思議体験は、ご先祖さまが『次に行け!』と、不思議な形で自分の定まらない軸を定めさせてくれて本当にやりたい事の方向に導いてくれたのだと確信している。感謝。