変な童話『おに👹ごっこ』(短編)
むかしむかし、あるところに鬼ヶ島という島があった
そう、あの桃太郎が荒稼ぎした‥いや鬼退治という名目で犬、猿、キジを従えて盗賊に来た、かの有名な鬼ヶ島だ
その島に住む鬼たちは、人間に気づかれないように来る日も来る日も鬼が出てくる遊びや 童話を大量に創っている
人の子どもらは『かくれんぼするものよっといで!』『よーし!ジャンケンだ!』『ジャンケンポン』
『俺が鬼だ!10かぞえるぞ』
『みーつけた!ワッハッハ!
今度は 鬼ごっこやろうぜ!』
人間界に鬼の需要がなくなると鬼は世の中から消えて無くなる。それで先に述べたように、鬼が出る遊びや童話、それから鬼嫁など人間の心にも沢山住んでいるそうだ
けれど人の中に入りこみ楽しくすればするほど、人間に嫌われ、いつしか悪者として生きていかなければならないようになっていった。毎年の節分なんかは、まさしく地獄絵だ 豆が怖い!
そんな行事で絶滅危惧種に認定されないように、子どもたちの心に中にそっ〜と入りこんで
鬼ごっこ
かくれんぼ
缶蹴り
だるまさんがころんだ
など、鬼遊びや童話など真剣に真面目につくっているのだ
そして、そして、そして、大逆転を狙って密かに人間の心に鬼の楽園鬼ヶ島を創って生きて行こうと大計画をしている!いつか人間界を鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼で埋め尽くし征服する夢を描いているのを、人間は知らず今日も鬼で楽しく遊んでいる。計画にまんまとハマっているとは知らず
今また新たな征服方法を実行している。スマホ、AIから鬼を大量産することを‥