(童話)自動販売機さん、コーラーさん、お金さん!
『自動販売機さん、コーラーさん、お金さん!』 (ショートショート)
作/はらだ けんじ
深夜、自販機さんと、コーラーさんと、お金さんがお話しをしていました。
自販機さんは急に大きな声でブゥーンブゥーンとうなりながら、こう言いました。
「おい!俺の凄いとこはどこだか分かるか?」それを聞いて、コーラーさんがジュブジュブと体をゆらし「四角いところかな?」と言うと、お金さんもジャランジャラン鳴らしながら「とんでもなくデカいとこだよ」
自販機はまたブゥーンとうなり怒って言った
「そんなちっぽけなことじゃない!俺の凄いところは、
夜暗い道を明るくして街灯の代わりまでしてることさ!」
【実際に、付近の住民の方々から、街灯が無く暗いので、お宅の自販機の電灯は明るく安心!がある!と喜ばれた】
『人は誰でも、知らず知らずに色んなことで貢献しているものが有ると思います🍀』
※写真は、私が主宰する「劇団パパ⭐️カンパニー」「児童劇団リトルキャッツ」稽古場前に設置してる自販機です。コレを夜見てたら、急に 彼らの話し声が聞こえてきた‥笑笑