公衆電話さんの立ち話し
"写真ドラマ"
※この写真をジィーと眺めて読んでください。
「公衆電話さんの立ち話し」
おい！そこの君！そう！あんただよ！少しばかり話し聞いてくれないか？私？私は公衆電話！話しっては大したことない。まあ、最近グッと話すことが少なくなったから話し相手がほしいだけさ。あのね、みんなは公衆電話はもう要らないとか言っるんだけど、今日携帯族の人たち通信障害食らって困ってたね！で、ここでオイラの出番さ。何もかも便秘に、いや便利になったのは良いけど、完璧ってことは絶対に無いんだよな！それをこれは大丈夫って思ってないかい？それって傲慢って言うんだな。もしキンキューの事故や病人が出て携帯使えなかったらどうするの君！そんな時のためにオイラいるんじゃんじゃん。どこの出身かって！やぼな質問しなさんなって。まあ公衆電話は確実に有線だってこと♡だからいくら携帯族が増えても自信あんだよなあー！ああ、でも10円忘れんでくれよ！今や携帯族は10円すら持って無いからなあ。あと‥これ内緒だけど、雨降った時ちょっとくらいなら雨宿りしていいんだよ！楽しいでしょう！ちょっとくらい子どもになったら。それと私ピカピカでしょう。おじさんが磨いてくれてるから輝いてる大事にされて嬉しいね。あの今度オイラのことみかけたら思って貰いたいことがあるんだ！携帯があるのが当たり前って思ってるだろ！じゃなくて、無いのが当たり前！と思ってほしいんだよ！もう一回言うよ！携帯は無いのが当たり前！そしたらオロオロしなくなるからねぇ！リリリンー♪おおーオイラの電話が鳴ってる、はい、もしもし公衆電話です！えっまた携帯電話が通信障害だって‥‥。
おしまい。
※最後にもう一度写真をジィーと眺めてみてください。そんな声が聞こえてきませんか。
はらだ けんじ
